天璋院篤姫の生涯
天璋院篤姫は幕末の動乱期、薩摩の分家の島津忠剛(今和泉家)の娘として生まれながら、島津斉彬の養子(源篤子に改名)に、さらには近衛家の養子(藤原敬子に改名)を経て、第13代将軍徳川家定の正室の妻となり、姑として皇女和宮を迎えた、まさに波乱に満ちた生涯を生き抜いてきた女性です。
篤姫の生きた時代からは、歴史の波に翻弄されたのは男性ばかりではありません。
その陰でどれだけ多くの女性たちが犠牲を払い、涙を流してきたことかを伺い知れます。
しかし、篤姫はそんな時代の中でも、大奥3000人を統べらい、徳川家の存立を賭けて的確な判断を見せて行きました。
篤姫の生涯は決して幸せとは言い難いものだったかもしれません。
しかし、幕末から明治へと時代が大きく動くなか、おのれを見失わず信念を貫いた篤姫の生き様は、多くの人に感動と共感を与えることでしょう。
NHK大河ドラマ「篤姫」では、天璋院篤姫の生き様を現代女性とどのように重ね合わせて見ていくかが焦点のひとつでした。
主演の宮崎あおいさんの演じる篤姫は、いままで大河ドラマに興味を持っていなかった世代にまで、その存在を伝え大ヒット作品となりました。
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篤姫では本質的な女性の強さを描いた作品でもあります。
もう一度、違った視点から篤姫を見直してみると、新しい発見があるかもしれません。
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